トップページ > 最新!心肺蘇生法 > 救急蘇生ガイドライン
多くの人は学校の保健体育の授業であったり、車の免許を取得するための学科の 試験の授業のなかで心肺蘇生法を学びます。
心臓マッサージや人工呼吸が中心になる心肺蘇生法ですが、ここ数年でAEDが登場 したことからもわかるとおり時代や救急医療の進歩にあわせて変化していきます。
そんな時代の流れや医療の進歩、法改正などに応じて変更される救命救急をひとつ にまとめたものが【救急蘇生ガイドライン】というものです。
日本における救急救命の基本や学習のための参考資料というのはすべて最新版の 【救急蘇生ガイドライン】(日本版)に沿って行われるようになっています。
そのため救急救命についてしっかり、勉強と実技の講習をこなしたから大丈夫という人で あって5年も経てば多くの点で変更点や優先順位が異なると思うので逐一確認することを おすすめします。
現時点では【救急蘇生ガイドライン】の最新版は平成18年6月12日付けで発効された ものであるようです。チェックしておきましょう。
現在の日本版救急蘇生ガイドラインを見る限り、何より救急蘇生を行ううえで最優先 されるのは心臓マッサージであるということです。
これは効果的な救急蘇生を行うには、できるだけ早い段階から十分な強さと十分な回数 の心臓マッサージが絶え間なく行われることが救命率をあげるというデータを根拠とする ものからきています。
実際にAEDの講習を受けた感想を述べると
● 倒れている人の脈拍を計る行為が省略された
● 気道を確保した後、人工呼吸に抵抗があればやらなくていい→即、心臓マッサージ
● 胸部圧迫の部位は乳頭を結んだ線上(以前は肋骨の合流点から指二本分の位置)
● 心臓マッサージを10秒以上中断させてはいけない

以上の点が車の免許を取った際に受けた救急救命講習と異なる点でした。
とにかく、最新の心肺蘇生法は心臓マッサージをして心臓を動かすことが大切だということです。
日本において一般人にもAEDが扱えるようになったのは2004年の7月のことです。
これに対して救急救命ガイドラインのほうはというと2000年と2005年にそれぞれ 変更があったため2004年時点からしばらくの間、日本で配備されたAEDは旧ガイド ライン仕様のプログラムであるという問題点があります。
2000年と2005年のガイドラインにおけるAEDの項目の主な変更点というと
● 除細動(AED)は1回だけ
● 除細動をかけたら反応は見ずにすぐに2分間のCPR再開
● 心電図解析、脈拍チェックは2分間のCPR後
● 心蔵マッサージの中断時間は極力少なくする
以上がAED使用に関する大きな変更点になります。
ガイドラインの項目は変わっているのにAEDから流れる音声は2000年の旧ガイドライン のままという矛盾が設置されているAEDによってあるということです。
医療の進歩や実際の救急救命のデータによって今後もガイドラインは変更されていく ことでしょう。そのたびに救急救命の講習内容に修正が加わることはもちろんですが なかにはAEDのプログラムを書き換えないといけないこともあることを考えると救急 救命の最前線はなかなか難しいですよね。